技術部
技術部の仕事とは?
技術部の業務は主に開発、改善です。
顧客からの依頼に応じて、図面がなければ図面を作成、図面の支給があれば、それに基づき押出成形の金型の加工治具を準備し、デザイン、試作を行います。開発で最も大切なことは、顧客からの要望を満足するのはもちろん、工場で作りやすい形にすることです。作りにくいものはその分生産コストもかかってしまいます。
様々な要素を踏まえた発想が必要なため、自分で想像ができる人、臨機応変な対応が出来る人、固定概念に縛られず柔軟な考えを持てる人に向いている仕事ではないでしょうか。
成形金型をデザインして試作品を作れるようになるまでは3から5年は掛かります。奥の深い業務です。
同じ仕事ばかりしたくない、という人に向いている仕事です。:2006年入社 加藤
技術部の仕事は試作と思われがちですが、新しいものを作るだけでなく、今、生産している製品のコストダウンや効率化のための改善も大切な仕事です。安定してものづくりをするために保守を行うこともあり、業務内容はかなり幅広いです。
何年か前には、僕が入社する以前に生産していた車の装飾部品の再生産の依頼がありました。一つの部品に対して2か所テープを貼らなくてはならない複雑な加工で、作り方を知っている人はもう在籍しておらず、退社された人を探してやり方を聞き、まずはやってみてダメだったら新規で型を作って改善して、とあらゆる要素が詰まった案件があり、その時は大変でした。でも、こうしたらうまくいくかもしれない、という自分の考えが的中した時は楽しさを感じますね。
基本的に僕は飽き性なので、同じことばかりしないでいいのは気に入っています。体が一つしかないけれど、やることは色々・・・という時もありますが、完全週休2日制なので、この10年で休日出勤をしたことは1回あったかなかったかです。休みが多いのは当社の自慢かもしれません。
技術部の業務で僕の得意分野は、人が作ったものの改善だと思っています。
先輩方が、勘とコツでやっていた作業を、データを使って、できるだけ誰でも早くできるように改善し、そのノウハウを後輩たちに伝えていきたいと思います。