製造部
製造部の仕事とは?
工場というとオートメーション化された単純作業を予想されるかもしれませんが、当社の製品は機械に任せてボタンを押せば出来上がるのではなく、製造にかなり勘とコツが必要です。押出成形では簡単に言うと樹脂を高温で溶かして、穴から水中に押し出して形を作りますが、その日の気温や湿度によってこの間は出来たのに、今日はうまくいかない、ということもあります。そんな時は自分で考えて調整をしなくてはいけません。苦労があるだけに、材料が目の前で形になっていくのを見られること、自分の成長に伴い複雑な形状の製品が作れるようになることがこの仕事のやりがい、醍醐味だと思います。なかなか他所の工場ではできない経験ですよ。
1年である程度独り立ちが出来るようにはなりますが、3年頑張ってくれれば、自信を持ってモノづくりができるように育てられる基盤はできています。ポジティブにものづくりを楽しめる方に是非来ていただきたいです。
押出成形は楽しいですよ!:2006年入社 河合
自分は元々小さい頃から工作が好きで、工場で働くことに興味がありました。求人票の自動車部品製造という言葉に惹かれ、自分の手で作ってみたいと思ったのが入社の動機です。
高卒で入社したので、最初は先輩方とうまくやっていけるか心配でしたが、皆さん優しく声を掛けて下さり、本当に可愛がってもらいました。
仕事でいちばん辛かったことは、入社3年頃のある日、慌てて作業をしていたからか、成形に時間がかかるわ、リフトをぶつけるわと立て続けにミスをし、その当時の上司に叱責されたことです。でも、ただ叱られるのではなく、後からきちんとフォローをしていただき、次は絶対気を付けようという気持ちになりました。あの時ひとり涙を流したことは忘れられません。部署だけでなく他の部門でも優しい先輩や上司の方が多く、誰かが困っていたら気軽に声を掛け、助け合える人間関係はなかなか得難いものだと思います。
ものづくりに興味がある人なら、押出成形は絶対楽しいです。
樹脂がうまく金型から出てこない時は試行錯誤して大変ですが、思い通りに形が作れた時は本当にやっていて楽しい、嬉しいという気持ちになりますよ。